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ロマンスカーのススメ

今回は小田急特急ロマンスカーの魅力・是非ロマンスカーに乗ってみようというロマンスカーの宣伝記事です!

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これまで約600回近くロマンスカーに乗ってきた中から見つけたそれぞれの車型の特徴や良さなど紹介していきます!

これを機にロマンスカーで出かけてみようかな?なんてきっかけになっていただければ幸いです。

 

ロマンスカーって何??

ロマンスカーとは、小田急電鉄が所有する全席座席指定の特急電車です。一般的な電車のような縦7人掛け4人掛けで中央にスペースがあるような電車ではなく、縦10列以上横4列とまるで新幹線のような車内となっています。

新宿駅や千代田線大手町駅から観光地である箱根の玄関口「箱根湯本」や駅を降りれば目の前に海が広がる「片瀬江ノ島」まで乗り換え無しで座って行けるのです。

観光だけではなく通勤ラッシュ帰宅ラッシュでも運転しているので、リピーターも多いようです。

ロマンスカーと私

 社会人になってから小田急沿線に引っ越し、住み始めて3か月後くらい…仕事が休みでなんとなく出かけたいなーと思った時に出会ったのが特急ロマンスカーでした。普段は通勤でぎゅうぎゅうの通勤電車しか乗ったことがなかったのですが、ロマンスカーの車内の様子もロマンスカーというものが何なのか分からなくて、ちょっとした挑戦でロマンスカー特急券を買って乗ってみました。

町田から新宿までノンストップで移動できるし座れる。新幹線のような座席配置で、車内販売もある。一言で言うなら「快適」ですね。そんな快適な乗り物の味を知ってしまい、通勤以外の移動は混雑した電車よりも確実に楽に座れる快適なロマンスカーを選ぶようになりました。

ロマンスカーってどうやって乗る??

新宿から箱根湯本まで乗る場合を例に挙げて説明していきます。 

1.特急券+乗車券を購入

特急ロマンスカーに乗車するには切符(以降乗車券)とは別に特急券が必要です。

特急券とはこのようなものです。

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以降この特急券を基に説明をしていきます。

 「特急料金 890円(現在は料金改訂されて1090円)」は特急券としての料金で、これとは別に乗車券1190円がかかります。

特急券と乗車券はセットで駅の券売機若しくは窓口で購入ができます。乗車券はSuicaなどでも使えるのでICカードを使う場合は特急券のみの購入となります。

 

2.乗車券で改札を通る

乗車券かICカードで改札を通ります。特急券は購入証明また座席の確認で使うので改札は通しません。

特急券は購入した特急ロマンスカーにしか適用されません。

この例の場合だと「2017年3月1日 16:30新宿駅発 はこね41号」の特急券です。それ以外の違う時間での特急券としては使うことができません。勿論前日または翌日の同じはこね41号でも使用はできません。購入したら発車時刻を確認し乗り遅れることのないよう注意しましょう。

 

3.乗車位置を確認し乗車

ロマンスカーの乗車位置は車型によって変わります。

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赤色・オレンジ色・青色・白色・茶色・灰色など様々なので、駅のアナウンスや特急券を確認して乗車しましょう!

例の特急券の真ん中に記載されている「EXE 10」とは車型がEXEで10両編成の運転。

ということになるので乗車位置は、上記画像からだと「茶色」になります。ということで、この例の場合だと「2号車」なので「茶色の2」から乗車します。

ロマンスカーは車内の通り抜けができますので、どこから入っても指定の席に移動はできますが、車内のそこまで広くない通路を移動するより指定の乗車位置から乗った方が良いですね。

 

4.特急券に記載された席に座る。

座席は横からA.B.C.Dの順になり、縦から1~○○になります。指定の乗車位置から乗車したら自分の座席の場所を確認。間違えると他の乗客に「ここ違ってますよ?」なんて恥ずかしいことになっちゃいますので…僕も何度か間違って恥をかいたことがあります…。

 

5.後は快適な旅行へ出発!

 自分の座席を確認したら発車までのんびり待機!目的地まで快適な旅の始まりです!

 

ロマンスカーの種類

70000形GSE

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就役:2018年 編成:7両

乗車位置:赤色

乗車回数:35回

2018年3月ダイヤ改正をデビューとした現役最新の特急ロマンスカーです。

全体が真っ赤でボディの中心にはロマンスカーの伝統バーミリオンオレンジのラインが引かれています。車窓がとにかく高く展望席からの景色が広く見れるのがGSEの特徴です。

座席にはコンセントも付いており、携帯の充電や長時間の移動においてパソコンを使うことも可能です。車内ではWi-Fiも使用できるのもGSEの強みですね。

そして何よりGSEの一番の強みは「座り心地」だと思います。まだGSEがデビューして1ヶ月も経っておらず、7回しか乗ってないので確実とまでは言えませんが、座った瞬間奥深くまで腰かけられてふかふかでした。長時間座ってても疲れなくリラックスできる座席になっています。

デビューしたばかりということもあるのか、土休日はGSEというだけで満席なくらい人気のロマンスカーとなっていますが、是非一度GSEの快適さを味わってみてください。

 

60000形MSE

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就役:2008年 編成:10両・6両・4両

乗車位置:茶色(10両編成)青色(6両編成)灰色(4両編成)

乗車回数:304回

東京メトロ千代田線・JR御殿場線との直通運転を行う際使われるのがこのMSEです。

地下鉄の中に走る青色のボディーがより一層強い輝きを醸し出しています。ボディーの真ん中にはこちらもロマンスカー伝統のバーミリオンオレンジのラインが引かれています。車内は車体の青とは反するかのようなモダンチックで、とても落ち着いた雰囲気となっています。千代田線直通ということで、貫通扉の設置が絶対条件(MSEの車体の前に扉のようなものがある)の為、展望席がありません。ちょっと座席が固めなのが惜しいところ…

 

50000形VSE

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就役:2005年 編成:10両

乗車位置:白色

乗車回数:79回

おそらく1番人気を誇るであろうロマンスカー。白色のボディにバーミリオンオレンジのラインが一際強い印象を放っています。VSEには4人用のボックスシートサルーン席」が3号車に3席設けられております。1人で乗ることもできますが、4人分の特急料金を払わなければならないので、さすがにそれは挑戦したことがありませんね…座席が若干窓側に向けられているので車窓から景色を見やすい仕様になってます。車内ではWi-Fiも使えるのもVSEの強みです。もちろんロマンスカーの代名詞「展望席」があります。2018年ダイヤ改正後、新百合ヶ丘や秦野にも停まり、朝方のモーニングウェイや23時台のホームウェイでも運転するようになったので、VSEに乗れる機会も増えましたね。

 

30000形EXE(エクセ)・更新車EXEα(エクセアルファ)

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就役:1996年(EXE)2017年(EXEα)編成:10両・6両・4両

乗車位置:茶色(10両編成)青色(6両編成)灰色(4両編成)

乗車回数:328回

はこねさがみえのしま・モーニングウェイ・ホームウェイなど運転本数が一番多いロマンスカー。正直見た目は微妙かもしれませんが、椅子の座り心地はGSEに次いで快適と言える心地良さです。EXEαは昨年就役したばかりですが、銀色のボディが結構目立つんですよね…確かEXEでもWi-Fiが使えたような気がします。EXEαで1編成だけコンセントがついてるものがあるんです。それに乗れた時はラッキーですね。ホームウェイやモーニングウェイで運転される回数が多いEXEだからこそ乗り心地が良いのとてもありがたいです。

 

7000形LSE(引退済)

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就役:1980年 編成:11両

乗車位置:オレンジ色

乗車回数:55回

リクライニングの細かい調整が効かない・空調は微妙・トイレは和式・デッキは狭い。古いだけあって他のロマンスカーに劣るものがありますが、やはりビンテージロマンスカーということもあり、LSEで運転する日はなかなかの混雑を見せていますね。正直また乗りたいかと言われるとうーん…ってなるくらいのものですが。。。

ロマンスカーの愛称

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ロマンスカーは停車駅や行き先によって愛称が変わります。 

上記の停車駅一覧表をもとにできるだけ詳しく解説していきます。

スーパーはこね

乗車回数:6回

新宿→小田原→箱根湯本と新宿から小田原まで一駅も停まらない最速59分で運転します。しかしダイヤ改正初日のスーパーはこね5号は57~58分で運転したとの話を聞きました…下り平日2本土休日4本と、箱根への観光に最特化したロマンスカーとなっています。「スーパーはこね号」は連日満席で、やはりノンストップ特急として有名であり人気のようですね。

はこね号

乗車回数:340回

新宿始発で幾つもの主要駅に停まり、小田原、箱根湯本へ向かうロマンスカーは「はこね号」と称されます。平日土休日の日中下りは新宿→町田→海老名or本厚木→小田原または新宿→新百合ヶ丘→相模大野→本厚木→秦野→小田原という停車パターンとなっておりますが、あくまでも一例なのでこれ以上にも停車パターンがたくさんあり、箱根へ出かける際も帰るときもより多い停車パターンを設けることでよりニーズに応えるようになっております。午前中はとにかく外人だらけです…

さがみ号

乗車回数:108回

停車駅・停車パターンは「はこね号」と同じですが、小田原から先箱根湯本へ行かないロマンスカーは全て「さがみ号」に該当します。本厚木や海老名始発の場合も数本あるようですね。朝方や夜時間帯の上りに運転されることが多いです。

えのしま

乗車回数:38回

名前の通り、江ノ島片瀬江ノ島まではこのロマンスカーを利用します。2018年ダイヤ改正えのしま号の本数が幾分減ったような気もしますが…夏場は臨時ロマンスカー「湘南マリン号」として片瀬江ノ島まで運転をするようです。やはり夏休みのシーズンはそこそこ混んでいるような印象がありますね。こちらは時間帯問わず外人が多いような気がします…

ふじさん号

乗車回数:36回(あさぎり号含)

2018年ダイヤ改正前までは「あさぎり号」の愛称として親しまれていたJR御殿場線直通ロマンスカーです。新宿から御殿場まで運転しており、どうせなら沼津まで行けばいいのに…と思う所ですが、昔は沼津まで運転してたみたいですね。ある機を境に御殿場までの運転となったようですが、その理由はよく分かっておりません…。新宿から沼津まで乗り換え1回で行けるという利便性もありよほどのことが無い限りずっと座って行けます。沼津へ行く際は是非「ふじさん号」に乗りましょう。

モーニングウェイ号

乗車回数:5回

朝方9:30までに新宿に到着するロマンスカーは全て「モーニングウェイ号」となります。平日は連日満席で、やはり通勤に使う方がとても多いようです。停車パターンも本厚木→海老名→新宿など遠距離からノンストップで新宿まで行けるのがモーニングウェイの強みです。1回も乗ったことがないのでいつか乗ってみたいとは思うんですが…なかなかタイミングが見つからないんですよね…

ホームウェイ号

乗車回数:99回

新宿発18時以降のロマンスカーの愛称です。箱根湯本・小田原・秦野・本厚木・藤沢など終着駅は様々です。こちらのロマンスカーもビジネス面…帰宅ラッシュ時に使われており、22時近くまでは満席となるくらいです。土休日は平日よりも箱根湯本行きが多いので、夕方の時間帯からでも箱根へ出かけられる利点もあります。仕事で疲れた時に帰りは缶ビールをぷしゅっ!なんてご褒美…って時に乗るべきはホームウェイ号です。

メトロはこね

乗車回数:54回

北千住始発で千代田線から箱根湯本へ乗換無しで行けるロマンスカー。平日だと観光以外でも意外とビジネスで使われてそう…な印象はありますね。平日は上下1本、土休日は下り3本上り3本で、運転する時間帯も夕方だったり昼間だったりとバラバラです。平日も土休日も午前中の下りは結構混んでるように思いますね。やはりこちらも外人多数…

メトロえのしま

乗車回数:3回

こちらも北千住始発で千代田線直通。相模大野までメトロはこね号と連結して運転し、切り離しをして4両で片瀬江ノ島まで運転します。まだ1回しか乗ったことがありませんが、まだ夏のような暑さではないのでそこまでの混雑ではなかったですが、これから混んできそうですね。

メトロモーニングウェイ号

乗車回数:11回

本厚木始発で朝方運転する北千住行きの千代田線直通ロマンスカー。自分のブログの名前の由来はここから来ています。平日は大手町7時35分到着の「メトロモーニングウェイ40号」と9時22分到着の「メトロモーニングウェイ42号」の2本を運転しておりますが、40号はまず満席です。42号は若干空席が残っておりますが当日購入となると通路席になる可能性が高いというくらいです。千代田線が遅れると当然この特急も遅れるので、自分が乗った時だけなのですが42号が定刻通り大手町に着いたこと…1回も無いです…

メトロホームウェイ

乗車回数:98回

北千住・大手町始発の本厚木行き下り千代田線直通ロマンスカー。大手町を18時30発から1時間に1本30分発で運転しており、21時30発と22時30発は成城学園前にも停車します。はこね号さがみ号に次いで多く乗車してるのでそこそこの混み具合は把握しておりますが、18時30分大手町駅発の「メトロホームウェイ41号」はまず満席です。19時30発の「メトロホームウェイ43号」は5分前になったら満席になるくらい。20時30発の「メトロホームウェイ45号」は滅多に満席になりませんが、直前で購入したら通路席になるくらいです。47号・49号はまず満席にならないです。余裕で窓側席を確保できます。

ロマンスカーの良いところ

展望席

普通の電車は一番前に運転席がありますが、ロマンスカーGSEVSELSE)は運転席が客席の上にあり、一般的に使われる運転席スペースが座席になってます。その為、大パノラマ風景を展望席から眺めることができるのです。この場で写真は敢えて載せません。難しいかもしれませんが、是非一度自分の目で展望席からの景色を見てほしいんです。本当に圧巻です。一般席は空いててもすぐ満席になってしまうくらいの人気を誇るのが展望席ですが、一度座って展望席から見える景色を味わってみてはいかがでしょうか。

確実に座れる

冒頭にも述べました通り、特急ロマンスカーは全席が指定席です。

その為自由席の席取り勝負なんてありませんし特急券を事前に購入すれば確実に座れるサービスになっています。新幹線のようにデッキに立って乗る事ができませんので、特急券が無いと乗れないようになっています。その確実な着席サービスが通勤ラッシュや帰宅ラッシュにおいてかなり重宝しているようです。

平日朝方の新宿・大手町方面へ運転する「モーニングウェイ・メトロモーニングウェイ」新宿・大手町発の下り「ホームウェイ・メトロホームウェイ」は連日ほぼ満席。確実に座れるという楽に通勤・帰宅という観光以外でのビジネス面での利用も多いようです。

満員電車で通勤。仕事を終えて帰りの電車も満員。そんな中悠々と座って快適に通勤・帰宅できるのがロマンスカーの強みですからね。これから仕事で体力を残しておきたいときや、仕事で疲れた体を家で癒す前にロマンスカーでほっと一息の時間を作ることができるのです。

「モーニングウェイ号」や「ホームウェイ号」は数日前から特急券を取っておかないと満席になってしまうくらいなので、予約確保はお早目に…

 

事前の予約サービス

特急ロマンスカー特急券は発車時刻の1ヶ月前午前10時00分から予約が可能です。その為1ヶ月後の展望席など人気のある座席だけすぐ満席になることもよくあります。

特急ロマンスカー特急券スマホでも予約、またチケットレスサービスも行っています。

ロマンスカー@クラブ

会員制(年会費無料)のロマンスカー予約サービスです。券売機やクレジットカードでポイントをチャージします。1000円単位でチャージができ、1円1ポイントで特急券をネット上で購入。特急券が無くてもネットで購入が完了しているので座席の場所などを予約完了メールなどで確認しロマンスカーに乗ることができるのです。また小田急のポイントカード(OPカード)のポイントを貯めることもできるといったように、使用頻度の高い方がよく使っているのがこのロマンスカー@クラブになります。

発車の45分前までなら座席指定での予約・購入が可能です。予約のみの場合、券売機や窓口で支払うこともできますが15分前になったらキャンセル扱いとなるので注意が必要です。

 

・e-ロマンスカー

こちらは会員登録の必要が無いサービスです。@クラブ同様発車45分前までなら座席指定の予約が可能で、発車15分前までの支払いが必要です。e-ロマンスカーでもチケットレスサービスを行っておりますが、会員登録が無いためクレジットカードによる支払いでサービスを受けられます。

 

15分前に支払いが済んでいない場合キャンセル扱いになると述べたように、その機能をうまく利用し15分前に券売機で購入すると展望席に空席があることもしばしば。そのキャンセルを待つ為のキャンセル待ち列が夕方や夜の新宿駅でよく見られますね。うまく利用して展望席最前を是非狙ってみましょう。

充実した車内販売

はこね号」や「えのしま号」など日中の観光地へ運転するロマンスカーではワゴンによる車内販売が行われています。一息いれたいときはホットコーヒーを頼めますし、ちょっと1本飲みたいな…なんて時にすぐビールやチューハイを飲めますし、VSEだと特別なコースターとアイスの入ったコップを付けてくれるんです。お腹がすいたらお弁当やカツサンドも買うことができるので、長旅でもお腹がすいたら車内を巡ってるアテンダントさんに頼んですぐ届けてくれます。そしてロマンスカーでは予約限定のお弁当もあるんです。3日くらい前に乗車するロマンスカーと座席の場所、お弁当の種類を伝えれば当日自分たちの席までアテンダントさんが運んできてくれるんです。

 

 

いかがでしたでしょうか??

これまで述べたもの以上に特急ロマンスカーにはたくさんの魅力が詰まっていますし、それを確かめるのは…これからロマンスカーに乗るあなた次第です!

箱根や江ノ島の旅行の際には是非!ロマンスカーに乗ってみましょう!!