僕の"いちばん好きな場所"

ツイート20個分。感情の記録装置。時に発信装置。

好きが紡いだ衝撃 ~初めてレヴュースタァライトを観劇した話~

僕はアニメが好き。音楽が好き。スポーツが好き。

 

でも、直感や感覚で「これだ!」ってものに出会う瞬間は意外と少なく、シドや9mm、LUNA SEA。アニメでいうとラブライブ!アイカツ!、Wake, Up Girls!。

好きなものはたくさんあっても本気で深く追及し、知識として保持するだけでなく何年も熱を絶やさず好きでい続けるコンテンツはそう多くない。

 

けど、そんな自分が直感で「これ絶対好きになるやつだ」と希望を抱き、確信に変わった作品。

 

それが「少女☆歌劇 レヴュースタァライト」だった。

2019年7月13日。僕はとんでもない衝撃を舞浜アンフィシアターで受け、その衝撃は嬉しいものであり喜び以外の何物でもなかった。

 

レヴュースタァライトという作品自体の存在は知っていた。2017年4月30日に横浜アリーナで開催されたブシロードライブ。その一部であった新プロジェクト発表会でヴェールを脱いだスタァライト。その場に僕はいたしその瞬間に立ち会っている。

 

僕は4年以上前から舞台観劇が趣味といっていいくらい好きだったし今でもいろんな舞台に足を運んでいる。

そのきっかけは伊波杏樹さんが出演しているからという理由で観劇した舞台NARUTO

それが人生初の舞台観劇。2015年4月下旬だっただろうか。

Aqoursのキャスト発表と同時に伊波杏樹さんの活動を知り、舞台女優として活躍してることを知る。そしてちょうどNARUTOの公演期間の真っただ中。

軽率なきっかけづくりが今でも舞台を好きでいることに繋がるなんて当時は思いもしなかった。

 

当初は伊波さん出演の舞台しか行かなかったけど、お目当てのキャストが出演している舞台に行くと思いもしなかった発見や出会いがあり、そこから他のキャストが出演する舞台に足を運んでみようという気になる。

舞台が舞台を紡ぐ楽しさを伊波さんから教わった。

だから、伊波さんのことを知ろうと思わなかったら、きっと舞台の面白さにも気づいていない。

 

そして、レヴュースタァライトにも当然出会っていなかっただろう。

 

しかし僕は発表会当時

 

(舞台とライブが一つになる…へぇ~面白そうだな…)

 

こんな程度でしか見ていなかった。それにブシロライブの後半にAqoursを控えていた興奮もあり、頭の残っていたレヴュスタとレヴュスタ9人(以下九九組)の記憶はほんの僅かだった。

興味がなかったわけではなく、舞台という側面からいつか行ってみたいなという気持ちもあったが、正直「余裕がない」という理由で距離を置いていた。

 

そんな興味を持っていて距離を置いていたレヴュスタになぜこのタイミングでハマったか。

 

2か月前の2019年5月。

ちょうど会社が休みで家ですることがなかったから

(何かアニメでも見るか…)

ふとした思い付きが始まりだった。

レヴュスタのアニメは全話放送されていたし1クールアニメだからすぐ見れるだろう。でも2,3話で様子見かなぁ…

それは見る前だから余裕だった。

 

気が付いたら全話見終えてた。

 

その日は夕方買い物やちょっと外食に行こうか考えていたけど、予定を全部キャンセルしてひたすらレヴュスタの情報収集に時間を割いた。

出演者のこと。物語の用語や背景。使われている音楽のタイトルや作詞作曲者。劇半音楽は誰が手掛けているんだろう。

そもそも舞台から興味を持ったコンテンツなのに舞台はどれくらいの頻度でやっているのか。過去の公演はどうやったら見れるのか。次やる公演はいつなんだ。

日付を跨いでも興奮は収まるところを知らなかった。その理由は「気になるキャストに出会ったから」だ。

 

それが「生田輝さん」で、ソロとして月1くらいの頻度で放送しているニコ生や5月だけパーソナリティを務めていたラジオなど、輝さんが活躍するものを徹底的に調べたり視聴を逃さなかった。知ったばかりなのに何度もメールを読んでくれたり、ニコ生公録では直接お話をすることができたりと、レヴュスタきっかけに出会った方と1ヵ月でいろんな経験をさせていただいたりと、所謂「推し」が決まった瞬間。それが2019年6月の話。

 

そして7月。ついに初めて生で舞台とライブを観劇することになった。

予習が甘かったから、知ってる曲にも偏りがあったりキャストに関する情報の下調べが不十分なところもあった。

でも、まずは初めて観るスタァライトの舞台だから、どんなものなのかな…という言わば小手先調べぐらいの心構えだった。

楽しみだったことはもちろんだけど、どれくらいすごいものなのだろう…というわくわく感を胸に抱きながら会場に入った・舞浜アンフィシアターという会場の特性上、後方列ほど見下ろせる。そもそもの箱が小さいからぶっちゃけどの位置でも楽しめるほどだった。

 

結論から先に述べます。

 

見事にスタァライトされました。

 

どんなものなのかなぁ…ってナメてかかってたから、ボコボコにされた。

なにこれ…レヴュスタ何なんだ???めちゃくちゃ楽しくないか???

 

まず舞台パート。台詞と歌と殺陣を同時に演じるという新しいシーンを垣間見えた。

ブレない歌唱と殺陣での細かなSEと堂々として演技。そして照明とスクリーンの使いよう。

この曲そこで起用するかぁ…!みたいな瞬間もあったし、「歌劇」とあるくらいだからミュージカルチックな舞台なのかなぁと思っていたが、実際はアクションが豊富で見ていてとてもハラハラするし興奮するしとても楽しめる。そんな舞台だった。

こんな似たような感覚をどこかで味わったな…と思い、自分の過去観劇した舞台をさかのぼったら「ダンガンロンパ」が出てきた。2.5次元舞台という共通点だろうか。でも、今回のレヴュスタにはこれにしかない舞台の魅力を感じることができた。九九組それぞれの凄さや持ち味を発揮しているんだな…と初見の僕でもわかるくらいにそれぞれが輝いて見えた。

 

続いて2部のライブパート。まず驚いたのが「セットリストの緩急の差が激しいのとMCなる合間が一切ない」こと。そして「曲中キャストが客席通路まで来る」こと。

それの次それ歌う!?!?バラードからぶち上げ曲に一気に転換みたいなことが何度かありそれに休憩MC無し。楽しかったけど正直体が追い付かないくらいのセットリストだったwww

99ILLUSION!だったかな?九九組のみんなが通路まで来て、それが本当に近い距離だった。そもそも事前にこんなことがあったということを調べてなかったので、近くまで来られたときは本当にビックリしたしめちゃくちゃ可愛かった。

あの一件でもえぴとはるちゃんに落ちた1人が僕です…

 

そして舞台パートでもライブパートでも共通して言えることが「振り付けが可愛いし独特」だと見てて思った。そもそも自分が行くアニソンライブというものが少ないだけなのかもしれないが、可愛かったりかっこよかったりはもちろんだが、斬新というかユニークな振り付けも組み込まれており、思わず体を動かしたくなるような振り付けが多くみられた。

 

途中休憩含め2時間30分。本当にあっという間だった。

めっちゃくちゃ楽しかった。こんな舞台観たことない。楽しすぎた。

舞台パートだけの公演とかやってほしい!とも望んでる。

あの日…2年前お披露目の場にいたのになんであの時から追いかけていなかったのか…そうともふと思ったけど、遅かれ早かれ知ったことに意味があったし、寧ろこのタイミングだったから今回の再演に行くことができた。

 

でも僕の中で払しょくできない後悔は「自分の予習不足」だった。

これでもっと曲を聴きこんでいたらもっと楽しめたのかもしれない。

2か月という時間をもっと効果的に使えばよかった…そんな思いを残してしまった。

 

だからこそ僕はこの後悔をすべて吹き飛ばしたいから11月の3rdライブに行くことを決めた。レヴュースタァライトの始まりの場所。なんとしても行くしかない。聴きたい曲ならたくさんある。心の底から思いっきり楽しみたい。だから3rdライブは行く。これは絶対。そう決めたきっかけも当然この再演。

 

そして2020年夏の新作公演。

今回初めて観劇した僕からいえること。

 

「是非スタァライトを観に来てください。めっちゃくちゃ楽しいです」

 

あと1年、時間はたっぷりあります。

来年までにできること…曲を聴く。ライブや舞台映像を見る。

それ以外にも各キャストのソロ活動を追いかけてみるのも一つの手です。

誰がどんな舞台に出演しているのか…メディア関連どんな仕事をしてるのか…

そこから九九組のメンバーを知り、気が付いたら舞台から違う舞台へと誘ってくれるかもしれない。

僕はそんな楽しみを数年前伊波さんから受け取り、いろいろ経てレヴュスタが紡ぎ、今度はここから新しい舞台に紡いてくれるのかもしれない…そんな期待が待っていることがとてもうれしいし楽しみでもあります。

 

舞台が舞台を紡ぐ。その始まりが誰かはきっとレヴュースタァライトになるのかもしれませんね。

 

そんな始まりを感じてみる為…

あなたもスタァライトされてみてはいかがですか???