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音楽の魅力とマオの魅力 〜マオfromSID Weekly LIVE 2020~再会~感想レポその②〜

※マオfromSID…4人組ヴィジュアルバンドのボーカル「マオ」のそのアーティスト名。

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10月7日から始まったマオfromSID Weekly LIVE 2020~再会~

今回僕は3回目の参加だったけど、先週とは全く違う雰囲気でライブを楽しめました。

熱が冷めやらぬうちに、感想をババーっと書き上げたいと思います。

 

 

先週の感想。8ヶ月ぶりでありマオさんに会うのは10ヶ月ぶりということで、再会がメインの内容になっております。

metromorningway.hatenablog.com

 

さて2回目は、セットリストや演出を中心とした感想にしたいと思います。

 

まず楽曲陣が変わったこと。

7日はキーボード、バイオリン、アコースティックギターという布陣だったので、おとなしめ。心安らぐ楽曲だったり、盛り上がるポップな曲でもどこか和やかにさせるような雰囲気のテイストのようでした。

しかし今日はバイオリンが抜け、パーカッションが入った。

(前情報が出ていたのに見落としていたせいで会場に入ってビビッたというのは今だから言えること)

これによりどうライブが変わるのか…

 

 

結論から言うと

「まったく別のライブ」でした。

 

 

同じ曲でも、楽器の音色が変わるだけで雰囲気が全然変わる。

それにアコースティックギターだけでなくパーカッションが加わったことでエレキギターの音色も加えられるということからカバーしてくれた楽曲もあったりと、セットリストがガラリと変われば1回目に披露した楽曲でも違うイメージで聴くことが出来る。

同じ曲という実感が湧かなかったくらいに楽器の力はすごいものなんだと身を以って感じることができました。

 

オリジナル楽曲も「chandelier」と「不埒な体温」といった、まさに盛り上げには持って来いのナンバーを少ない楽器数で忠実且つアレンジを織り交ぜながら披露するのはさ

マオさんがMCで話してたことで

 

「1回目は緊張感を楽しんでたけど、2回目は盛り上げることが出来たし楽しんでもらえたと思う」

 

と言っていたが、まさにその通りで、それだけ楽器が持つ力は楽曲の雰囲気を変えるし会場の雰囲気も変える力があるんだと改めてこのライブで知ることが出来ました。

 

いくつか記憶に残ってる印象的な楽曲の話を。

 

やっぱりまずは不埒な体温ですよねぇ…

久しぶりにマオさんの煽りを聞きましたね。

あれで声を出すなというのがどんだけ苦しいか…

赤を基調としたスポットライトに白ベースのマオさんの衣装がめちゃくちゃ目立つし、そのコントラストがとてもいい味を出していましたね。

やっぱりnishi-kenさんのコーラスはいつ聴いてもカッコいい…

エレキギターという不埒な体温には必須といってもいい音を持ってきてくれたからこそだし、パーカスが加わったからこそできた不埒な体温だったと思いますね。

今回僕は1階席の比較的前方だったのですが、歌唱中にマオさんがしゃがんで客席を見渡していたとき、ちょうど目線が同じ高さになったのですが、それがとにかくカッコよくて…

ずっと見上げるように見ていたし、2階席だと見下ろしてしまうから、同じ目線に並ぶという経験が無かったので、あの瞬間は本当にドキっとしてしまいましたね。

参加した方で同じ気持ちになった方もきっといるんじゃないでしょうか。

 

お久しぶりの「丸の内サディスティック」

僕はマオさんカバーを初めて生で聴いたのですが、ビルボードの時とはまた違った色でしたし、サックスがないけど他の楽器による新しい音色を作り出せる。だからこそ今回の布陣で披露できたとも思います。

 

そして初披露の「飾りじゃないのよ涙は」

僕個人的にあの曲大好きで、何の時か忘れたけど(マオさんにカバーして欲しいなぁ)なんて思ったことがあったんですよ。

だから今日はある意味で「マオさんに届いたー!!」って1人心の中で叫んでましたね。

というかこの楽曲が3連続なのがおかしすぎる。それで声出し禁止というのが本当につらかったです。

早く今までのように声を出せるライブが戻ってきて欲しいと、改めて思えたブチアゲのセットリストでしたね。

 

 

 

 

最後の「月」

この曲に関しても思うものがたくさんあり…

なんか、初めて聴いたような感覚でした。

今まで聴いてきたバイオリン、アコースティックギター、キーボードの形が"空から照らす月"だとしたら、今日聴いたものは"水面に映った月"ですね。

しっとりと、自然と体に溶け込んでゆくようなメロディとパーカスが加わったことで今までにないリズムのようなものが月の雰囲気をまた違った大人な曲に仕立て上げたようにも感じました。

 

そしてこの曲は毎回新しい意味を作り出すもの。

それはマオさんの言葉。想いから紡がれるもの。

 

「衣食住を守るためにファンをやめる人もいるかもしれない中、こうして応援してくれることがとっても嬉しい」

 

「このご時世で、一方的に閉ざされて、会いに来れない人。会いたくても会えない人からの言葉はちゃんと受け取ってる」

 

SNSで"今日会場のこの辺りで見てます"。と言ってくれる子たちがいるけど、その言葉がとても嬉しい」

 

 

一語一句正確には覚えてないけど、ニュアンスとしてはこういうことをおっしゃってたはずです。

マオさんはファンのことを本当に大切にしてくれる。だからこうしてできる限りの範囲でライブを開催してくれる。

もっと会える機会を増やそうとしてくれたから初日に追加公演を発表した。

会いたくても会えない人にだって、遠くから想いを届ける為に歌ってる。

 

こんなマオさんのファンを、自ら苦しみたくない理由で辞めるなんてできる訳ないですよ?

寧ろこんな辛い時だからこそマオさんの言葉や音楽は生きる力になるんですよ。

マオさんは言葉にしてくれても、きっとそれをマオさん自身分かっているからこうしてライブという形にしてくれる。

 

「いつかカバー楽曲を集めたCDを出せたらいいね。」

「そのときはファンの人たちからオススメの曲を聞いてみよう。」

 

僕はいつまでも待ってます。

それはマオさんのファンならきっと同じはず。

マオさんならきっと形にしてくれる。

形にしてくれることで、色んな人にマオfromSIDを届けたい。

もっとマオfromSIDを広めたい。

 

こうして、ファンが思ってること。

ファンがこういうことを言ってる。

それを代弁してくれたり伝えてくれるからこそ、自分たちの想いはちゃんと届いてるんだなって確信に変わるんですよね。

それがマオさんの大きな魅力の一つ。

 

マオさんはファンからの期待に応えてくれる。

来れば絶対楽しめる。シドを知らなくても「マオfromSID」を知って欲しい。

そこから入ってシドのファンになっても全然アリだと思います。

マオさんはシドの活動にとって何かヒントを得る為にソロ活動を行ってるとかつて話してた。

 

とても落ち着いた雰囲気で、座りながらお酒を片手にライブを楽しめる(今はコロナ事情でできないけど)

心落ち着かせたい時にぴったりの場所をマオさんが作ってくれるんです。

それにMCがとにかく楽しいし面白い。

コントでもやってんの?ってくらいに観客を楽しませるし盛り上げてくれる。

そして決めるところはビシッと決める。

 

ぶっちゃけ、マオさんのソロライブでのカバーは80年代や90年代の楽曲が多いので「これ何の曲?」となるのがほとんどです。

でも、それがいいんです。

こんな曲あるんだと知れるきっかけにもなるし、原曲を聴いてからライブを思い出したり、また足を運んでみればアレンジの魅力にも繋がるんです。

たまに「うわー!この曲知ってる!!」となることがありますが、僕にとってそれが今日の「飾りじゃないのよ涙は」でした。

 

マオさんの魅力はまだまだ書き足りないことだらけで、全部を伝えるのは難しいです。

でもこうして、ライブレポをきっかけに「気になるな」とか「シドは知ってるけどソロではどんなことやってるんだろ」って知るきっかけになってもらえたら幸いです。

そしてこれを読んでくれてるマオさんファンの方。

もっとマオさんのこと強く応援していこう。

辛い時、どうしようもない時にいつも支えてもらってばかりだから自分も何かマオさんにできることはないかなっていつも考えてるんですけど、それの究極は「応援し続けること」に詰まってると思います。

 

だからこそ、会いたくても会えないところにいる人。

会える距離にいる人。それぞれの想いを絶やすことなくマオさんに届けられれば、きっと未来に待ってるのは僕らの見たことのない景色に繋がる。そう信じています。

 

マオさんの魅力にまた一つ大きな1ページが加わった。

マオさんを知って欲しい。

そしてもっと応援の声を大きくしたい。

 

そう改めて思えたWeekly LIVE2週目でした。