僕の"いちばん好きな場所"

ツイート20個分。感情の記録装置。時に発信装置。

いつまでも

初めて出会ったのは今年の7月22日。

 

今でも覚えてる。

今まで見たことないくらいの笑顔がそこにあった。

僕はその笑顔はもちろん、声と、生きる姿勢に惹かれた。

あの日、一気にファンになった。

そしてファンとなった2か月後の9月30日。

年内での卒業が発表された。

 

【22/7 オフィシャルブログ】大切な皆様へ(武田愛奈http://blog.nanabunnonijyuuni.com/s/n227/diary/detail/2130?cd=blog&site=n227&id=2130

 

そして事前に告知されていた11月14日の「22/7 4周年ライブ」

これが彼女にとって22/7最後のライブとなった。

初めて会ったライブの次が別れのライブになる。

そんなこと誰が予想できただろうか。

 

 

今回は、そんな僕が応援しているのは武田愛奈さん(以下なっち)の話をさせてください。

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可愛いでしょ?可愛いんですよ…なっち♡

 

 

22/7に出会ってから1年も経たない間にいろんなことがあった。

その中で、なっちを応援するようになった理由はいくつもある。

 

第一は「初めて参加した2月28日のライブになっちがいなかったこと」かもしれない。

今年の頭あたりだろうか。

友人がナナニジの曲を薦めてくれたのが始まりだった。

最初はちょっとした興味本位で楽曲を聴いてみたくらい。

しかし、そこにあったのは今まで感じたことのない世界観の楽曲ばかり。

味わったことのないテイストのものが多く、興味を湧き起こし始めたのもそのあたり。

そして2月28日に22/7のライブがあり、友人が招待してくれた。

早くも参加できることになった人生初の22/7のライブ。

でも正直そこまでガッツリ聴き込んだ訳でもなかったからどこまで楽しめるのか分からない不安というのが本音。

 

そんな不安を一瞬で吹き飛ばしたのが1曲目の"理解者"だった。


www.youtube.com

バックスクリーンに映し出される歌詞のフォントとキャストのパフォーマンス。

そして"理解者"の世界観が何方向からも自分に襲ってきた。

吹き荒れる嵐に身動きがとれないような…これまでに体感したことのない感覚に襲われ、一瞬でナナニジの世界に引き込まれた。

初めて音楽を聴いた時の衝撃なんか比にならないくらい…

改めてライブの力の凄さを目の当たりにし、ナナニジの凄さにも触れることができた日だった。

初めてだからこそ考える暇も味わう暇もなくただただ殴られて引き込まれてお終いが2月28日のライブだった。

 

本格的に22/7を追いかけ始めたのはそこから。

まず2月28日のライブ終了後にFC会員になり、アニメを全話視聴しサブスクや知人から音源をありったけ回収してとことん聴き込み、そしてバラエティ番組の「22/7計算中(以下計算中)」を1回放送から全部見た。

初参加ライブの時点でメンバーの顔と名前も一致しない段階からできることはとことんやった。

それだけ自分の中でナナニジに対する熱を最大限に引き上げた上で参加した「7月22日のツアーファイナル」。

昼公演は現地。夜公演は配信。

ありがたいことに現地のチケットを譲ってもらえた。

そして7月22日が初めてなっちのパフォーマンスを見る日だった。

※なぜ2月28日なっちがいなかったのかは読んでいけば分かります。

 というかブログに目を通していれば分かるよね?

 

気になる子とか良いなって子はいたけど「この子が推し!!」と確固たる意志に辿り着くことは無かった。

しかし、アニメや計算中を見ていく中で自分の中でキャストとキャラの世界分けができるようになってきて、計算中でのキャラがものすごく好きだし声も好きだなってところから柊つぼみちゃん(以下つぼ)に興味を持っていた。

※柊つぼみちゃんとは武田愛奈さんが演じる女の子。 詳しくは22/7のアニメ13話を見てほしい(1話から全部見て)

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しかし、その「声も好き」が大きな決め手となった。

 

7月22日。現地でなっちの声を直に聞き取り、とにかく可愛いなと心を躍らせながらステージの先に見え、自分の肉眼に入ったのは、今まで触れたことのないような…なっちの「笑顔」だった。

22/7以外にもいろんな声優アイドルコンテンツに触れてきた。

たくさんのアイドルのライブに参加したりイベントに足を運んできた。

しかし、ここまで「笑顔が綺麗で素敵」と思える方は初めてだった。

笑顔が綺麗で声も素敵。気にならないわけがない。

そして夜公演の配信。

気がついたらとにかくなっちに集中してたし、画面に食らい付いてた。

もし7月22日のライブが初だったら、こうはなってなかったはず。

曲も、世界観も、キャストのことも。

何も知らなければ、一人に集中して観れる余裕は当然無い。

初参加だった2月28日のライブになっちがいなかったからこそ、7月22日に初めて生まれた感情があったのかもしれない。

 

 

そして第二の要因は「なっちの生き様

7月22日のライブを終えてから、なっちのことを調べていろんなことを知った。

そして惹かれるものがたくさんあった。ありすぎた。

特に挙げるなら「学業とアイドル業と私生活の両立」「セルフコントロール

この2つだろう。

 

まず"学業とアイドル業の両立"について。

なっちが2月28日のライブに参加しなかった理由は、学業に専念すること。

そして今では学業とアイドル業を両立している。

それだけじゃない。

彼女は私生活においても支出管理や節約など細かなところまで気にかけている。

ましてやなっちは高校時代、バイトを3つ掛け持ちして大学の学費や定期代・携帯代・家に送るお金・自分のお小遣いを全て自分で賄っていた。

学業・仕事・生活。この3つを全てこなしている。

ふと過去を振り返った時、正直ここまで自分で賄ったことはないし高校時代なんてひたすら部活に明け暮れていた。

自分がもし、なっちと同じことをするなら、仕事と副業を同じパワーで両立させることかもしれないと考えた。

そうしたら自ずと自分の時間を割けなくなる。

それでもきちんと両立をこなすなっちの精神力は本当に見習うところばかり。

 

そして"セルフコントロール力"も挙げられる。

なっちのSNSでの発信やエピソードを聞いてて感じたのが「自己肯定感の上げ方が上手い」ことだった。

なっち自身何かミスをした時、その時どう克服したのか。

仲間を頼ったり、行動を変えて前に進んだり。

レジリエンスが高いのはもちろん、ポジティブへの切り替えがすごいと思うことが何度もあった。

今、自分にあるミスをいつまでも引きずる癖。

そして自己肯定感の低さや誰かを頼れないところ。

だから、なっちの発信には何度も救われていたし自信を貰ってきた。

 

 

なっちを知り、応援するようになってから感じたことはたくさんあった。

なっちにはなっちの生き方があるし、自分は自分。

そこは理解している。

しかし、あまりにもなっちが完成されすぎた生き方をしてるから、劣等感を感じずにはいられない時もあった。

でも、そんなネガティブな気持ちを変えてくれたのもなっちだった。

毎日頑張ってる!負けるな!頑張れる!

えらい!生きてるだけでえらい!無理し過ぎないように!

あともう一踏ん張り!絶対できる!成功する! 楽しんで♡

応援して、力を貰って、見習うべきところは吸収する。

なっちが与えてくれた言葉に、きっとこの先のヒントがある。

だから、自分を信じられるようになった。

自分を変えたいって思えるようになった。

なっちの夢は「元気を与える」こと。

実際に何度元気を貰ったか分からない。

気がついたら、なっちが"目標"になっていた。

なっちも頑張ってるから応援する…だけじゃない。

"自分もなっちに負けないように頑張らないと"って思える自分がいた。

 

今、こんな方に出会えるなんて幸せだな。

まだまだこれからだな。

もっと応援していこうと熱が込み上がり始めた2ヵ月後。

 

 

 

9月30日

 

 

 

武田愛奈さんの卒業が発表された。

 

 

 

何も考えられなかった。

理解ができなかった。

 

 

…推しが卒業する。

…グループは存続するけど、推しはいなくなる。

…これが「卒業」って感覚なのか?

 

 

今まで他人事だったアイドルの卒業が、まさか自分に降り注ぐなんて思いもしなかった。

しばらく事実を受け入れられなかった。

心の真ん中に大きな穴があいたような感覚だった。

こんなに複雑な境地に立たされたことはない。

 

しかし、考えても事実は覆らない。

だったら残された時間で、何をすべきか。

与えられた可能性全てに手を出すべきか考えた。

 

本当に考えに考え抜いた。

 

その先で、自分で出した答えは「何もしない」だった。

厳密に言うと、これまでの想いや感謝を綴ってなっちに届ける。

たった一つ。

それだけで充分だと自分で気が付いた。

 

その選択を下した理由の一つが「後悔の重さ」。

卒業が発表されてから、オンライントーク会で、なっちと話せる機会は何度かあった。

自分自身、過去一度もオンライントーク会に参加したことがなく、なっちの卒業が発表されて何をすべきか考えた時、22/7をきっかけに知り合った方に「オンライントークは絶対参加した方が良い」と意見をいただいた。

それはもちろん理解できる。

実際に経験したことのある方だったら、その経験でしか得られないものを理解してる上での言葉だろう。

そこで作りたい経験ももちろんある。

しかしふと考えた。

オンライントークに参加しても、あまりに伝えたいことだらけで「あれを話しておけばよかった」という後悔は間違いなく生まれると。

そして参加しなかった場合「参加しておけば良かった」という後悔も生まれる。

どの選択肢を取っても後悔しか残らない。

二つの後悔を秤にかけた時に選んだ選択。

自分の性格上、求めようとするとその欲求を一度叶えたらまた次と、歯止めをかけられなくなるのを理解してた。

だから、求めないことにした。

これは価値観次第なところがあるかもしれない。

 

何もしないことを選んだ理由は後悔の重さだけじゃない。

もう一つは「答えが要らない」から。

オンライントークで楽しい時間を共有したりかけがえのない時間を過ごす。

"ありがとう"と一言貰えるだけでも嬉しいのかもしれない。

きっとそれも正解の一つなんだろう

でも、一番は「とにかく伝えたい」だから。

これまでのありがとうとこれからのエールを全てぶつけたい。

自分がこれまでなっちから貰ったものがたくさんあって、これまでの自分を変えようと決意することができた。

自分自身いろんなことがあって自信喪失状態だったところに出会ったのがなっちだった。

人生を強制リタイアしようとした自分をなっちが救ってくれた。

なっちの笑顔と声がエールとなって、どんどん前に進める自分になれた。

自分がここまで変われた。

何気ない言葉がとてつもなく大きな力になってた。

そんな自分を変えてくれたなっちに届けたい思い…ありすぎて困るくらいだ。

その溢れる感謝に答えは要らない。

そして、なっちならきっと新しい場所で活躍できると信じてる。

感謝とエールを届けるだけで良い。

そして形として残したい。

躓いた時や苦しんだ時に思い出してほしい。

あなたをこれまで。そしてこれからも応援しているファンはたくさんいることを。

次の道へ進んでも頑張っていこうと。

そう思ってもらえるようなファンでありたい。

22/7 柊つぼみ役 武田愛奈ではない。

武田愛奈さん。あなたをこれからも応援している。

だから、手紙に自分の力で。たくさんの想いを込めながら綴ることを決めた。

 

オンライントークも手紙もどっちも選べば良かったんだろう。

でもこれは自分で下した決断。

求めすぎない。そして答えは要らない。

あれもこれもになったら間違いなくリミットが分からなくなる。

なっちが未来を考えて下した決断の先の卒業。

その決断に後悔はしてほしくない。

なら自分だって自分の決断に後悔なんて持ってはいけない。

 

来るべき時に自分の気持ちを整えておく。

それだけで十分だった。

 

でも、なっちの卒業は2021年12月末。

11月14日のライブを機に「オンライントーク、参加してみようかな」って気持ちになるかもしれない。

どうなるか分からない。

そもそも出会えただけでも幸せなことなのに、あれもこれもの後悔を秤にかけること自体がナンセンスなのかもしれない。

その時になったら、その時決めればいい。

ライブが全てじゃないしそれが終わったから全て終わりじゃない。

とにかく今は、今できることを全力で。

それだけでいいんだろうし、それが全てなのかもしれない。

 

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そして、11月14日のライブを終えてー

 

あの日。

人生で一番泣いたライブとなった。

ずっとずっと堪えて堪えて、最後の最後で全てがぶっ壊れた。

呼吸が苦しくなるほど。

止めたくても止められないくらい泣き崩れた。

でも、あの涙に含まれる想いはなんだろう。

悲しさ?寂しさ?喜び?エール?

多分、全てが詰まっているのだろう。

それでも、あの場にいられたこと以上の喜びはきっと無い。

 

11月14日のライブ以降、結局オンライントークに参加することはなかった。

僕は僕のやり方で最後まで貫くと決めた以上、それを曲げたくなかったし、自分では自分のやり方に間違いはないと思ってきた。

それを最後まで。曲げずに来た。

後悔は無い。何一つとして。

僕がやれることはやってきたから。

 

ナナニジに出会えたこと。

なっちに出会えたこと。

それだけでも幸せなのに、それ以上を求める必要があるのか。

その境地にまで辿り着く先に、求めるものなんて何もない。

無事に何事もなく新たな場所へ旅立ってくれることが何よりの幸せと願うのが一人のファンとしてできることではないのか。

 

本音を言えば、もっと早く出会いたかった。

定期公演も行きたかった。

もっとなっちの勇姿を眺めたかった。

ツアーだって全公演行きたかった。

後悔なんて、挙げたらキリがない。

だから、後悔は数えないことにした。

数えるのは「できたこと」にしようって。

それが簡単にできなかった自分を変えてくれたのが、他でもない「つぼ」と「なっち」だったから。

 

あっという間だったからこそ、とても充実してた。

つぼみちゃん。

愛奈さん。

本当にありがとう。

そして、今までお疲れ様でした。

 

二人に出会えて、僕は本当に幸せです。