これはもう1つの虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会の物語 - 1話から得た感情
待ちに待ったラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会1話が始まりましたね。
予告PVからいろんな予測をしたり今後の展望を妄想したりと、期待を極限まで膨らませて臨んだ1話。
スクスタという別媒体の物語を踏まえたうえでのアニメ放送から感じたもの。
スクスタは「あなた」という自分目線でのラブライブ!
アニメでは「高咲侑」という目線からのラブライブ!
視点が変わったことで得られたものはなんだろう。
高咲侑が感じた「ときめき」ってなんだろう。
自分が見つけた感情を推しメインでいくつかの項目に分けて紐解いてみました。
※推しはこちら↓
metromorningway.hatenablog.com
*一番最初に流れた楽曲が「CHASE!」だったこと*
圧倒的支持を得ていた優木せつ菜と評価が高いCHASE!がアニメの開幕としてある意味での起爆剤として起用するにはあまりに適しているのではないかという新規ファンを獲得する可能性に繋げたのではないかとまずは考えた。
それはあくまで楽曲としての話。ストーリーと結びつけるとどうなるか。
5人で初披露のはずだったステージがせつ菜だけで、せつ菜自身の気持ちが100%でない。
だから説得力やパフォーマンス力に欠けるのでは…とも考えたけど、そもそも高咲侑はスクールアイドルそのものを知らない。だから、せつ菜のパフォーマンスが彼女の本来持っている力の何割かなんて分からない。でも間違いなくぶつけられたのはせつ菜の「スクールアイドルが大好きである熱」それの形が「火」なのかもしれない。
物理的に考えてあり得ない演出ではあるが、あれは高咲侑が感じた高咲侑の世界で高咲侑から見えたもの。それくらいの衝撃だったんだろう。言葉に表せない感情や爆発しそうな気持ちがせつ菜の熱によって目覚めたのかもしれない。
おそらく侑が感じた衝撃は歌詞のどこ…とかこの言葉が…ではなく「スクールアイドルそのものの姿」に感銘を受けた。探していたときめきに繋がったのだろう。
同好会の背景なんて知る由もないからこそ純粋に受け止めることができたのかもしれない。
世界が色づいて光りだす瞬間を 君と見たい その心がアンサー
ーーーCHASE!/優木せつ菜(CV:楠木ともり)
この瞬間せつ菜の瞳の先に映っていた侑。
完全に射抜かれた瞬間なのか…どんな理由でこの歌詞となったのか。
これが同好会の未来を示すものであり、導きの決め手だとしたら。
夢見るたび色が増えてゆく
ーーー未来ハーモニー/虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会
侑がこれから巡り合う新しいスクールアイドルという「色」
スクールアイドルに出会い、新たな色に出会っていくこと。
侑のイメージカラーは多分黒。だとしたら、どの色に混ざっても侑は侑を失わない。
侑は夢はないけど誰かのためになりたいという形で夢と寄り添っている。
歩夢は侑に夢を委ねた。故に「Dream with You」
もしかしたら、未来ハーモニーが侑の望む形の完成体になるかもしれないとまで考えた。
では「君」って誰。「アンサー」は何を示すもの。
僕が思う君。それは高咲侑。アンサーは決意。
そう。この歌詞は高咲侑ではなく隣で見ていた上原歩夢が感じ取っていたものだと考えてます。
アンサーという言葉には「答え」という意味のほかに「返事」という意味もある。
「君と見たいその心がアンサー」というフレーズは、侑と夢を分かち合いたい歩夢の気持ちであり、伝えたい思いなのかもしれない。
自分に素直になりたい。スクールアイドル…やってみたい。
それこそが侑に歩夢が伝えたかったアンサー。
一人で夢を見るより一緒のほうが楽しくて
そんな歩夢が侑を引っ張った。
その事実がたまらなく嬉しかった。
これは、「アニメの虹ヶ咲なんだ」と確信に変わった瞬間だった。
*上原歩夢が導いた世界*
スクスタではあなたによって導かれスクールアイドルを始めた歩夢。
しかしアニメでは歩夢が侑に見せたスクールアイドルをやりたい意思。
ずっと 隠してたの心の奥 芽生えてた気持ちも見ないふりして
自信持てなくてうつむいてた そんな私の背中 押してくれたね
繋いだ手 その温もりが胸いっぱいの勇気をくれたから
ーーーDream with You/上原歩夢(CV:大西亜玖璃)
歩夢が抱えていた気持ちは侑に伝えることができなかった。
それは自信がなかったから。
それでも誰かの夢のためになりたいと背中を押してくれた侑の言葉で決意に変わった歩夢の気持ち。
そしてその思い全てがDream with Youに詰まっている。
歩夢の楽曲の歌詞は遠回しな表現がなくストレートに伝えてくる言葉だからこそ受け取りやすいし自分の中でそれがメッセージとして受け止められる。
自分が歩夢推しになった理由が「着飾らない言葉」だったが故に、今回の曲ももちろん心に響いたしスッと吸収できた感覚だった。
ピンクに彩られた街角。
きっとあの世界も侑が感じた世界であり、歩夢の色がそこにはあったのだろう。
今回の「Dream with You」についての純粋な考察抜きの感想。
まずイントロのアカペラ。
聴いててとても心地の良い音色。歩夢ちゃんの透き通った声が心を浄化させる。
これは自分の勝手な思い過ごしかもしれないけど、歩夢ちゃんに命を吹き込んでいる大西さんの成長があってこそだと思う。
夢への一歩のイントロとは違った…あの時とは違う真っすぐな歌声の芯の太さが違うようにも感じたし、歩夢ちゃんがどんどん歩夢ちゃんになっていってる。文字列だけじゃ意味不明なこと言ってるけど、感情を表すならもうこれしかない。
そして衣装。
リボンとピンクのレースを纏ったそれはまさに歩夢ちゃんの可愛さそのもの。
きっと侑が歩夢に「似合う」って思ったからその姿、ビジョンになったのだろうし侑が望んだことでもあり歩夢が望んだことなのかもしれない。
キービジュアルの答えがDream with Youにあったということ。侑を引っ張るのが歩夢なのもこの回で納得がいきました。
もう涙なんか見せない 溜息なんてつかない
夢叶えるその日まで
ーーーSay Good Bye 涙/上原歩夢(CV:大西亜玖璃)
涙見せなかったね。歩夢ちゃん。
おまけ:俺的1話爆死ポイント
①あゆぴょん
は???
は???
あゆぴょん???
そういうことする???
あざとさじゃなくて幼いころの歩夢ちゃん???
いや、オタクを殺す気ですか???
殺す気ですか???
何なりか?
コロ助ですか???
②髪を下した侑ちゃん
バンギャ!!!!!ドストライク!!!!
昔付き合ってた彼女がこんな感じ(誰得情報だよ)
タバコ吸ってそう!!!!多分マルボロ!!!
(イメージ悪くしたらごめんなさい)
③彼方ちゃん。
純粋に「可愛い」
*クロージング*
歩夢・侑・せつ菜にフォーカスを当てた今回の1話感想。
歩夢推し・せつ菜推しの僕にとっては大爆死としか言いようのない内容でした。
スクスタというある意味での予備知識を持ったうえで臨んだアニメがこうした新たな形で現れたこと。
これはもうアニメの虹ヶ咲であり、真っ白な状態で見るくらいの気持ちのほうがもしかしたら変なしこりを生まずに楽しめるのかもしれないですね。
スクスタのストーリーがある意味での先入観になるかもしれないし、アニメ内に点々と散りばめられているスクスタのネタが挟まられるのかもしれない…
他の子たちがこれからどういう活躍を見せ、どうやって同好会に加入するのか。
楽しみ方は人それぞれと言ってしまってはそこまでですが、僕は僕なりの虹ヶ咲のアニメの楽しみ方を見つけることができた気がします。
今後楽曲も増えていくし、まだOPも解禁されていない。
とにかく、こんなに泣いた1話は初めてだったし、とても嬉しかったです。
そして改めてアニメが始まってくれたこと。
新しい虹ヶ咲を見せてくれたこと。これからの楽しみを紡いでくれたこと。
本当に感謝しかありません。
新しい虹ヶ咲の物語、最高のスタートダッシュになったのではないでしょうか。