笑顔と笑顔で始まるよ - 5話から得た感情
やりたいと思った時から、きっともう…始まってるんだと思う。
この5話で一番好きな台詞を最初に挙げた理由は・・・
この言葉に救われた。
まだ遅くない。
今からでもラブライブ!を好きになって追いかけて行けばいい。
そうファンに思わせてくれた2年前の新田恵海さんの言葉を想起させるものだったから。
ーーーいつからだっていいんです。
出会った瞬間が「ラブライブ!」の始まりだから。
by 新田恵海さん 2018/3/28
きっと。同じ想いを抱いた人は少なくないんじゃないでしょうか。
今回エマちゃんが発した言葉は、果林ちゃんに対するスクールアイドルを始める瞬間に対しての言葉。
それでも、始まった時のときめきはずっと大事にしたいと…そう思うじゃないですか?
ラブライブ!を好きでい続けた方なら、きっとそう思うはずです。
今回の5話、今しかできないことを…3年生同士だからこそのタイトルかもしれないし、後悔なんてしたくない。やりたいことをやりたい。
3年生二人の繋がりや衝突やすれ違い…でもそれがあったからお互いが前に進めたのかもしれないし、この5話で改めてエマちゃんの持つ力が自分自身抱いていたエマちゃんに対するイメージ以上のものだと知れた物語でした。
*エマちゃんの持つ温かさ*
エマちゃんの目指すアイドル像は「人の心をポカポカさせるアイドル」
それに対する同好会メンバーのイメージ
・枕
・小説
・アニメ
・ぬいぐるみ
・ぬか漬け
・スクールアイドル
全てがバラバラのようだが、決定的な共通項は「具象的。ビジュアルが形成されているもの」
しかしエマの伝えたい…目指したいスクールアイドル像は「人の心をポカポカさせる」
限りなく抽象的表現であり、且つそれは受け手側の気持ちに寄せたもの。
でも、それが虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会にとって新たな表現者であり、そこに惹かれる人を導くのがエマの力。
温かさという言葉の意味もきっと人それぞれあるだろう。
心を落ち着かせたい。
癒しが欲しい。
言葉にできない感情…自分にしかないもの。
それがエマちゃんの強みであり、相手の感情を引き出す能力なのかもしれない。
現にそれを僕自身が体感しているからそう思える。
虹ヶ咲1stライブの「声繋ごうよ」
エマちゃんが魅せたい人の心をポカポカにするって目指すものに僕の中では既にあの時到達していた。
メロディ。歌詞。歌声。
言葉ではうまく表現できないけど、あの曲には言い表せない感情を自分の中から引き出す力がある。
胸の奥があったかくなるような感じで、気が付くと涙が出てるような…
先に述べた人それぞれの温かさ。
それを引き出すのがエマちゃんの持ち味で在り、唯一無二の魅力だと感じた。
*笑顔の繋がり*
どんな果林ちゃんでも、笑顔でいられればそれで一番だよ
エマが求めていたのは果林にスクールアイドルになってほしい以上に「笑顔でいてほしい」だった。
だから果林とエマが遊んでいるときも、段々と表情が解れていく果林を伺える。
(エマかりを眺められる時間が幸福すぎて体感0.0027秒だった…)
でもきっと、果林はエマのサポートだったり助けをしていたから、いざ自分がスクールアイドルをやるというイメージが、同好会の転機が訪れるまで浮かんでなかったのかもしれない。
自分の出したい個性があっても、スクールアイドルによってそれが潰されてしまうから自分には向いていない。
でも、ソロでの活動となった同好会を見て、自分でもいけるかも…
せつ菜のライブ映像を見ていたのがその裏付けなのかもしれない。
せつ菜と果林はライバル関係というスクスタの設定を活かしてくれたのも評価ポイントだ。
果林はエマに心を閉ざしていたのかもしれないし、エマが自分らしくスクールアイドルとして進んでいる姿を見て、その眩しさに自然と心奪われていることを自分で否定していたのかもしれない。
果林の冷たい声の中には、エマを拒絶するという意思ではなく「自分はそういうキャラじゃない」というある意味での強がり。
果林の塞ぎ込んでしまうところや、強がりといったところも今後の物語の展開次第では何かしらの形で(おそらく果林メイン回)深堀りしていくのかもしれない。
エマが求めているスクールアイドル像の「人の心をポカポカさせる」という抽象的な目標だからこそ、自分らしさを最大限発揮できて思わぬ形で誰かの心をつかんでいるのかもしれないし、それがスクールアイドルを始めたいという心を持っていたけど、自分で氷漬けにしてしまい、そんな冷たい気持ちを温かく溶かしたのがエマであったのだろう。
笑顔。
アイドルは笑顔を見せるのが仕事じゃない。
笑顔にさせるのが仕事。
敢えて誰の台詞かを言わないで置く理由は、この言葉こそスクールアイドル基アイドルとしての根幹だと思っているから。
エマちゃんはその根幹にかなりのアプローチを仕掛けてきたとも感じ取れた。
そしてこの「笑顔」というものは伝染する。
誰かが笑顔でいたら自分も笑顔になる。
ライブの時なんかまさにそうだ。意識をしていなくても、自然と笑顔がこぼれる。
それがすべきこと。エマの中にはそう言葉として抱いていなくとも、笑顔を大切にしたい気持ちがその根幹に近づいているのだろう。
そして6話の「笑顔のカタチ」
表情を出すのが苦手な璃奈ちゃんが触れる「笑顔」
新たな「笑顔」の物語が今からとても楽しみだ。
おまけ:俺的5話爆死ポイント
①推しツーショット
4話より増えてるぅぅぅぅ………
②エマちゃん欲張りセット
①
②
③
④
⑤
⑥
⑦
⑧
⑨
⑩
⑪
何番のエマちゃんが1番ぶっ刺さりましたか?
僕は⑧番でしたね。
うなじ…女性のうなじ…U・NA・JI…
エマちゃんのUNAJIにHANAJI…
これは恋に落ちますよ。
落ちますよ……
落ちますよ…………。
③歩夢ちゃん
……………は?(尊死)
*クロージング*
5話では、これまでのエマちゃんの曲がいろんなところに散りばめられていたようにも感じました。
イントロダクションの
どこまでも広がっているスカイブルーの空
Evergreenではエバーグリーンの空。
アニメではスカイブルーの空。
前者はスイスの景色で、後者はお台場の景色をエマちゃんが感じた色なのかな。なんて思いました。
そしてこれまで書いたことを踏まえて…5話で感じたものを抱えたまま聴く「声繋ごうよ」と「哀温ノ詩」がとんでもない破壊力を増してしまったので、今一度楽曲を聴き直してみてほしいです。
「笑顔」「温もり」これらのワードだけでも注目して聴けば、アニメを踏まえた先だからこそ見える世界がそこにはあります。
既にやっている人が多いでしょうが、実際に自分が5話を経て聴くと、既存の物語だったり感覚感情にはない新しい物語が生まれているんです。
それは今の時点でピックアップ済の歩夢・かすみ・せつ菜・愛にも言えることだと思うのですが、今まで以上にそれを強く感じたのがエマちゃんでした。
きっと、毎話違う側面から物語を繰り広げる虹ヶ咲だからこそ、自分にも”刺さる”ポイントや角度も違う。その中で今までにない感覚や見え方。物語をぶつけてくれた。
5話で今まで以上に、エマちゃんが好きになれました。