僕の"いちばん好きな場所"

ツイート20個分。感情の記録装置。時に発信装置。

自分が自分であるために - 8話から得た感情

スクールアイドルになること。

自分であること。

スクールアイドルを演じること。

 

見せかけの自分であること。

 

しずくは一人しかいない。

自分は自分にしかなれない。

 

そんな自分を自分が遠ざけていた。

 

あなたの理想のヒロインになりたい

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あなたはしずくを受け入れらますか?

自分が自分を受け入れられないしずくを…

本当の自分を曝け出せないしずくを。

 

 

 

*しずくの守りたいもの*

しずくには苦しみがあった。

 

みんなと少しだけ違う。

ただそれだけのことだったけど、私はいつも不安だった。

誰かに変な子って思われたら…嫌われたらどうしよう。

いつもそんな風に怯えていた。

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しずくの気持ち。僕は凄い分かるし共感ができる。

metromorningway.hatenablog.com

嫌われるのは怖い。

だから自分を曝け出せない。

苦しい。自分が分からなくなる。

自分らしさっていったい何なんだろう。

 

それでもしずくには守りたいものがあった。

自分が好きになった昔の演目や、好きなものを。

「演じる」という形によって、本当の自分を隠してでも。

それがきっと自分が守れる。演じることが守れるになったことから

 

愛されるスクールアイドルを演じたい

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守りたいものを「演じる」ことで自分を支えてきた。

 

でもそれは本当の気持ちで向き合っているのか。

本当の気持ち…自分を曝け出せない。

誰も理解してくれない。

理解してもらおうとしなかった。

自分が分からないまま。

演じることに慣れすぎて、自分でいることが分からなくなった。

 

 

 

自分を偽っている人の歌が、誰かの心に届くわけがない…そうでしょ?

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演じているときが一番堂々としていられるの

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現実と向き合い、現実から目を背けるしずくが同時に存在している。

黒と白という対称の色は、超えたい自分と見せかけの自分じゃないかと考えた。

 

しずくが抱えていた葛藤。

自分が自分でいられないこと。

 

 

そんなしずくに手を差し伸べたのが…

 

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自分が嫌なの?

 

近い存在の1年生だったのかもしれない。

 

 

 

*1年生の絆*

おそらくしずくの心境を理解できて一番近しい存在が同じ学年であるかすみと璃奈なのかもしれない。

同好会の活動以上に同じ学年だから過ごす時間は多いはず。きっと2年生、3年生には見えない時間があれば絆があるはずだ。

何気ない時間の中から、しずくの心にある鎖を解くヒントを得ることができるかもしれない。だからその為に遊んだり時間を共有した。

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エマが果林の心を段々と開いたように、同じ学年で距離が近い関係だからこそできる方法もある。それは3年生も1年生も手法は同じということなのかもしれない。

璃奈は表情にうまく出せなかったけど、自分らしさを失わず新しい自分らしさを表現できるようになった。

 

きっと…今のしずくちゃんも、しずくちゃんだよ。

私もちょっと同じだったから分かるんだ。自分のことが嫌な気持ち。

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そしてそれは愛さんがいたから変われた。

愛を強調していた。

そして璃奈がかすみの背中を押したのは、いの一番にしずくの変化を察知して、その相談を同好会ではなく「1年生だけで」処理したという行動にあると思う。

同好会で盛り上がっている雰囲気を壊したくないというかすみなりの気遣いなのかは分からない。でもかすみは自分と向き合って、自分らしさを見つけて、先へ進めた。

ヒントを得て、自分で見つけた。でも、同じ同好会で同じ学年の璃奈が確信を持っていなかった。主役降板という情報が無くともしずくの表情の変化を見抜いた。そこからの信頼が璃奈の行動につながったのではないだろうか。

一人なんかにさせない。そんな反射の心がかすみを動かしたのかもしれない。

 

そしてかすみとしずくが向き合う時。

あの時、しずくが発していた言葉は「自分の心」の言葉であり、これまでの回想では「演劇のワンシーン」を「演じる」だけ。

かすみが心の鎖を解き、台詞を「しずくの心で訴える言葉」に変えた。

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しず子も出してみなよ。意外と頑固なところも意地っ張りなところも本当は自信がないところも全部。

もしかしたら、しず子のこと好きじゃないっていう人がいるかもしれないけど、私は…桜坂しずくのこと大好きだから。

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残り数話控えている中で、虹ヶ咲のアニメにおいて好きな台詞暫定1位かもしれない。

それくらいこの台詞全てが好きすぎる。

大半のどうせよりも少数の期待を尊重するのが中須かすみであり、それがしずくに欠けていた観点。

 

しずくが苦しい思いをしていたことを分かっていたから、かすみもあの場で顔を赤らめるくらい言いたいことを曝け出したんだと思う。

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素直な気持ちが素直な心を生んだ。それが中須かすみにしかできないことだった。

 

そんな心の鎖が解かれたから、自然と流れた一しずくの涙だったのかもしれない。

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もう一度始めよう

 

現実と向き合い、現実から目を背けていたしずくが一つになった。

そこから始まる桜坂しずくの再出発。

 

もう見失ったりしない…私だけの想いを。

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おまけ:俺的8話爆死ポイント

①歩夢ちゃん

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…………………はぁ……好き。

 

②Solitude Rain


いや、楽曲良すぎしずくカッコ良すぎしずくま可愛すぎ。

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何これ?

 

 

 

*クロージング*

自分を曝け出せない苦しさ。

それはきっと抱え込んだことのある人、経験をしたことがある人ならこのしずくの気持ちを理解できるはずだと思いました。

自分も実際にそうだったから。

最初は分かって欲しいが段々と自分さえよければどうだっていいに変わって…

でもふとしたきっかけで自分を曝け出せるチャンスが戻ってきたり。

そんな自分の苦しみを乗り越えたしずくが求める理想のヒロイン。これから先のしずくが魅せる物語がとても楽しみですね。

 

ふと思ったのが、しずくはせつ菜をどう見ているんだろうということです。

大好きの気持ちを曝け出せなかった。でも今は大好きを曝け出している。

しずくの境遇はせつ菜も似てる…ように感じましたが

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(にじよん#13)

似てるようで微妙に違う。だから答えを導いたのが1年生。

だったのかもしれませんね。

 

 

 

自分を曝け出し、近い存在のメンバーが救いの手を差し伸べてくれる。

8話にある物語が……虹ヶ咲にもありました。

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